[PS4/トロコン] Zero Strain

2022年7月のフリープレイタイトル、Zero Strainを気まぐれで遊んでみました。後悔しました。

概要

2022年7月のフリープレイで配信された全方位シューティング。それぞれ異なった特性を持つ機体を操作してステージをクリアしていきます。パッと見は演出がかっこよくデザインもおしゃれなんですが、プレイしてみるとそれが仇となりなかなかに酷いゲームになっていました。

なお、本作は超トロフィーブーストゲーなので集めている人はぜひプレイしておきましょう。

圧倒的駄作。光るストレスチェッカー

本作は全方位のシューティングゲームです。シューティングゲームですが、照準を合わせるという操作がありません。もうすでに意味がわからないかと思いますが、プレイしていて全く意味がわかりませんでした。照準は近くの敵を勝手にロックします。ロックしますがその敵から距離を取るまで基本的にロックを外せません。つまりプレイヤーは弾が飛ぶ方向を制御できないということです。こんなシューティングゲームは初めてです。たぶんPC版(マウス+キーボード)ではそんなに問題がなくて、コンシューマに移植された際にコントローラーの都合でおかしくなったんじゃないかと思います。

まともに狙えない状態で四方八方からノーモーション瞬間移動体当たりが飛んできたり、ほぼ移動できないほど狭いエリアで弾幕を避けさせられたりととにかく苦痛に次ぐ苦痛がプレイヤーを襲います。そしてプレイヤーが光る、敵も光る、敵の弾も味方の弾も光る、とにかくありとあらゆるものがピカピカと光ってプレイヤーの頭をぶん殴ります。寄せては返すストレスの波に、あなたはすぐにコントローラーをぶん投げプレイしたことを後悔するでしょう。

虚無を繰り返すつらさ

どのステージもはっきり言って面白くありません。慣性が強すぎて自機をまともに操作することすら難しいのに、狭いエリアからちょっとでも出るとダメージを受けてしまいます。しかも敵は異常なまでに固く、執拗なまでに攻撃を繰り返してきます。そんな一度やっただけでもげんなりするステージを何度も繰り返さないと先へ進めないクソ仕様です。似たようなステージを進めるのではなく、一度クリアしたステージを何度もプレイする必要があるのです。これはもう修行と言っても差し支えないレベルです。

制限、制限、制限、制限、制限…

最初はまだマシです。そこそこ広いエリア(広くはないけど)できれいに光る敵を派手なエフェクトで倒していきます。でも30秒後には違和感が襲ってきます。あれ、敵にダメージが入らないな、と。すぐに正面からはダメージが入らない敵が出てきます。次はそもそも通常のショットではダメージが入らない敵、そしてそれを乗り越えると急激にフィールドが狭くなり、ブースト(回避)するたびにフィールドからはみ出てダメージを受けるようになります。そして攻撃が全く効かない敵、全く移動できないほど狭いエリアにびっしりと配置された敵、最後にはブーストすら使えないエリアで瞬間移動する敵と戦うことになります。正気か？これが楽しいと思ったの？普通はできることが増えていくと思うんだけど…

クリア判定が消えるバグあり

これはもう謎すぎて考えることをやめたんですが、まれにステージをクリアがなかったことになります。もう意味不明すぎて変な笑いしか出ません。フリープレイとはいえ凄いゲームに手を出してしまったなと。ちなみにPS5版はクリア後にボタンを連打すると確定でクラッシュするので、クリア後はコントローラーから手を離しましょう。

トロフィー攻略

本作の唯一褒められる点はトロコンが非常に簡単な点です。さすがeastasiasoft、そのへんは裏切らないですね。コンプリートまでの時間は30分〜1時間程度です。先述のバグがでるとまるまる1ステージ分損することになるので、それで多少時間は変わってくるかもしれないです。

PS4/PS5で別トロフィーなので両方プレイするとお得です。

ステージ6まで進めたらあとは敵1000体撃破、station powerを12集める、で終わりです。オブシディアン・ウォーキャッスルが非常に強力なので、解放されたらこいつをメインに進めるといいと思います。なおステージ7以降は急激に難易度が上がるので、ここでやめておくと精神が摩耗しないのでおすすめです。決して最後までプレイしようなどと考えないように。