おっさんだってゲームがしたい

2022年12月31日土曜日

[2022] 年末だし今年やったゲームを振り返る

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一年があまりにも早すぎて気づけば年末。今年も遊んだゲームについて軽く振り返っておこうかと思います。

今年やったゲームは26本

去年は短めのインディーズゲームをいくつか遊んだので、今年の本数はちょっと少なめ。ただプレイ時間が長いゲームが多かったので遊んだ時間自体は長かったと思います。

いつものようにランキング形式で振り返ってみましょう。ベスト/ワーストは記事の最後に載せます。

21. STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム(PS3他)

アドベンチャーゲーム「STEINS;GATE」のスピンオフ作品です。本編のようなストーリーの分岐はなく、各キャラクターごとのシナリオを読み進めていくシンプルなノベルゲームです。PS Vita版を過去にプレイしたことがありますが、PS Plusのストリーミングゲームに追加されていたので久しぶりにプレイしました。各シナリオはシリアス寄りで、本編の補完となるようなストーリーもあれば全然関係ないストーリーもあり当たり外れも多め。本編のような面白さは無いもののしっかりシュタインズ・ゲートしているので、シリーズが好きな人にはおすすめです。

20. STEINS;GATE 0(PS3他)

STEINS;GATE本編の続編でアニメ化もされた作品です。ネタバレになるので多くは書けませんが、前作でトゥルーエンドに行けなかった世界線の続編となっています。本作では新しく複数のキャラクターの視点で進むオムニバス形式の構成となっているため、前作のように主人公に感情移入しながらプレイするスタイルではありません。そこは好みが分かれるポイントかなと思います。

本作では新しく「Amadeus」と呼ばれる、人格や記憶をコピーしたシステムを中心に物語が進みますが、もちろん時間軸移動の要素もあり続編としてしっかりとした作りになっています。ただ前作に比べて伏線の張り方が雑というか、広げるだけ広げて一切回収されないため消化不良感が否めないのが残念なところ。まぁ前作が非常に綺麗にまとまっているので余計気になっているだけな気はします。

19. DARK SOULS II: SCHOLAR OF THE FIRST SIN(PS4他)

印象的なボスが不在の本作で一番記憶に残っている良ボス

フロムゲー全部やる企画でプレイした一本。名作ダークソウルシリーズの2作目です。シリーズファンの間では不評な本作なのでプレイ前はちょっと不安でしたが、プレイしてなぜ不評なのかがわかった気がします。アクションゲームとしては面白いのですが、プレイヤーが「ダークソウル」というゲームに求めている要素がほぼなく、それ故に叩かれているという印象です。特に数の暴力、遠距離攻撃による地道な撃ち合い(通称シューティングソウル)などが序盤からずっと続くため、緊張感のある攻略どころか地道に弓でチクチクするか駆け抜けるかの2択しかないのがとてもつらい。一定数敵を倒すと復活しない仕様も不評ですが、個人的にはあってよかったかなと。というかボスまでの道中に敵が多すぎて枯れないとやってられないです。他にもエスト(回復)の速度が遅くなったり、ボス前の霧の無敵時間がなくなったり、スタミナが切れると一定時間ダッシュができなくなったりと面白さを削ぐ要素が大量に導入されているためシリーズ初心者にもファンにもおすすめしにくい作品です(いずれの要素も続編で全て消えました)。

ただ先にも書いたようにアクションゲームとしては難しすぎず簡単すぎない絶妙なバランスには仕上がっているので、ダークソウルシリーズとして見なければおすすめできる作品です。

18. 真・三國無双7 猛将伝(PS3/PSV)

これなんで遊んだんだっけな…覚えてませんがフリープレイかなんかで配信されていたのを久しぶり身につけてトロコンがてら遊んだような記憶があります。無双7は史実ベースで物語が進むためパッとしないストーリーが多いのは仕方ないんですが、一応Ifストーリーがあり、もし重要な戦いで結果が異なっていたら…なんてストーリーが楽しめます。本作猛将伝では新たに呂布のストーリーが追加されており、後漢末期を舞台に彼の一生が描かれています。史実ストーリーではその独善的で横暴な性格を遺憾なく発揮した物語が展開されますが、Ifでは対照的に配下の信頼を得て天下を勝ち取るという非常にアツい展開が描かれます。このストーリーだけでも遊ぶ価値はあるのではないかと思います。無双シリーズの中でも特におすすめの一作です。

17. リトル ノア 楽園の後継者(PS4/NS)

ボタン一つでサクサク進むアクション

スマホ向けRTS「リトルノア」のIPを使ったローグライトアクションゲームです。ダンジョンは毎回ランダムに生成され、挑むたびにプレイヤーのレベルは1に戻りますが、永続的に強化される仕組みもありプレイしていればいずれクリアできる仕様になっています。端的に言えば手軽に遊べるDead Cellsです。ダンジョン内で「アストラル」と呼ばれる仲間を集め、それらを使って自分だけの攻撃を作りながらダンジョンを攻略していきます。

最初からハードモードでプレイしましたが特段難しいということはなく、誰でも手軽に遊べるように丁寧に作られていて好印象。ただ明らかに強力なキャラクターが存在していて、それさえ仲間にできればあとは連打ゲーという極端な一面も。アクションが苦手な人にでもおすすめできる良ゲーです。

トロコン向け記事はこちら

16. STEINS;GATE ELITE(PS4他)

アニメ絵をベースにしたSTEINS;GATEです。ストーリーはSTEINS;GATEとほぼ同じで、一部イベントが無くなっていたような記憶があります。メインシナリオ以外はアニメで触れられていないので、そこに価値を見いだせるのであればプレイしてもいいかなと。基本的にはSTEINS;GATEと一緒だし特に印象が変わるわけではないので非ELITE版で遊んだ方があえてプレイする必要はないかと思います。

15. STEINS;GATE(PS3他)

タイムマシンをモチーフにしたアドベンチャーゲームです。アニメは何度か観たことがあるのですが、実は原作をやるのはこれが初めて。メインストーリーはアニメと同じですが、各キャラクターエンドはゲームでしか触れられないので新鮮でした。序盤の試行錯誤している感じや中盤の絶望感、そこからくる終盤のカタルシス、広げた伏線の回収の仕方、そのどれをとっても非常にクオリティの高いノベルゲームです。設定のガバガバ感は否めませんが、それでもSFとしても良くできているのでSF好きにはおすすめできます。

14. モンスターハンターライズ: サンブレイク(NS)

良くも悪くもいつものモンハン

2021年に発売されたモンスターハンターライズの続編で、いわゆるG級版。ライズ自体があまり合わなかったのでプレイは見送ろうかと思ってましたが、シリーズ通して遊んでいる身なので一応着手。オンラインや金冠集めを一切やらずにストーリーだけ遊びました。

G級になったからと言って何かが変わるわけではないのですが、大きな変更点として本作からNPCを連れてクエストに行けるようになりました。対象となるクエストが限られていて、かつ連れていける人数は2人までですが、ソロでもマルチのワチャワチャ感が楽しめます。

今更になって他機種での発売が発表されましたが、クロスセーブ(というかセーブデータの移行)ができないので、あえて買ってプレイするかどうかは微妙なところですね…少なくとも金冠集めとかをもう一度やるのはあまりにもつらすぎる…

13. Demon's Souls(PS5)

今遊ぶとちょっと古くさい

フロムゲー全部やる企画でプレイした一本。PS5発売時に買っていたんですがプレイする機会が訪れず今年にずれ込みました。

古いゲームな上高難度と言われていたので身構えていましたが、プレイしてみると昨今の死にゲーに比べてかなりぬるいと言うか、殺意むき出しなマップが少なくわりと普通のアクションゲームでした。ただいわゆる道中のチェックポイント的な存在が無いため、マップによっては最初からボス戦までノーミスで駆け抜けなければならないなど古いゲームにありがちな面倒くさい要素も多く、やはり今プレイすると古臭さは否めないですね。ダークソウルに続くソウルライクの源流としてプレイする価値はかなりあると思います。

12. エルデンリング(PS5他)

苦戦した人も多いであろう強敵

フロム・ソフトウェアによるソウルライクゲームの最新作。その実態はオープンワールドなダークソウル4でした。ボス戦はシリーズ通してもかなり難しく、倒したときの達成感満足感は非常に高いです。特に裏ボスの難しさはシリーズ屈指。賛否両論(否のほうが多いけど)ありますが個人的にはとてもおもしろかったです。

一方でボス戦以外の出来はあまりよくないです。探索してもなにもないただ広いだけのマップ、何度も使い回される中ボス、雑な一対多のボス戦、大して面白くもない大量のダンジョンなどめんどくさい要素が多数ありプレイ意欲を削ぎます。あの広さでソウルシリーズ風のNPCイベントもあるため攻略サイト無しでの攻略は困難を極めます。個人的にはソウルシリーズは狭いマップにボス戦やらイベントやらが詰まっている方が好きですね。遺灰というNPC召喚のシステムもあるのでプレイスタイル次第では難易度が著しく下がるため、シリーズ初心者にはおすすめ。ここから過去作をプレイしていくのもいいでしょう。

11. FINAL FANTASY X HD Remaster(PS4他)

部屋の掃除をしていたら未プレイのFF10が出てきたので約20年ぶりにPS Vita版をプレイしました。FFシリーズの中でも名作として名高い本作ですが、子供の頃はストーリーもよくわからず戦闘の難易度も高かったためちゃんと楽しめなかったような記憶があります。今遊んでみるとストーリーもわかりやすいし、戦闘もバランスこそ悪いものの苦戦するようなものでもないですね。すごくよくできています。グラフィックやムービーも非常に綺麗で今遊んでも楽しめます。

まだこの時代はやりこみ要素=作業であった時代で、やり込もうとするととにかく膨大な量の作業が要求されます。本編クリアは30時間くらいで、以降80時間くらいは延々と作業を続ける必要があります。また最強武器を揃えるために強要されるミニゲームが完全にクソゲーなのもマイナスなポイント。

とはいえ名作であることに変わりはないので、PS Plusエクストラに加入している人は遊んでみるといいと思います。ちなみに僕はFF13が好きです。

10. Maneater(PS5他)

サメになって海を陸を制覇するサメゲーManeater。そのDLCが発売されたので買ってしまいました。ぶっちゃけかなりのネタゲーでやることも単純なんですが、それ故についつい遊んでしまう魅力があります。DLCでもやることは一緒ですが操作がちょっと難しくなった、というか面倒なイベントややりこみが増えていたのがイマイチかな。サクッと遊べてサクッと終わる良ゲーです。

9. ポケットモンスター スカーレット/バイオレット(NS)

新要素テラスタル。ジムリーダーも使ってきます

ポケモンシリーズの最新作。ちゃんとプレイするのはピカブイ以来なので久しぶりです。リメイク以外だとBWが最後なのでもはや時代に取り残されつつあります。まだ攻略途中ですが正直オープンワールドとの相性はあまり良くないような。というかレベルの概念のあるRPGではどうやっても攻略順が固定されてしまうのでオープンにならないような…ゼルダBotWみたいに攻略順によって敵の強さが変わるならいいんですが、結局の所順序を外れると敵が強すぎてボコボコにされるので、正規攻略ルートを探す手間が増えただけだと思います。

ゲームの内容は良くも悪くも今までのポケモンと同じですが、過去作に比べて対戦に重きが置かれているように感じました。各ジムリーダーも弱点タイプに対する対策を打って来るので一筋縄ではいきません。新しく対戦中に一時的にポケモンのタイプを変更する「テラスタル」の導入され、ますます対人戦に磨きがかかったように思えます。まぁ僕はストーリーしかやらないのであんまり関係ないですけどね。

8. Pokémon LEGENDS アルセウス

バレると殺されるのでこっそり捕獲

ポケモンの外伝的作品で、アクション要素を全面に押し出した新しいポケモンです。舞台はヒスイ地方、まだポケモンと人が共存する前の世界の物語です。ポケモンが人に対してはかいこうせんを撃ち込む稀有な世界観の作品になっています(ワタルを除く)。オープンワールドではないですがかなり広いマップでポケモンを捕まえ集めていくことを目的として攻略を進めていきます。ポケモンがまだ驚異だった世界だからか、野生のポケモンの殺意はかなり高く、戦闘においても相手の火力がかなり高く設定されているので一定の難しさはあったかなと思います。

ゲーム自体は面白いのですが唯一にして最大の欠点がUIのクソさです。昨今まれに見る酷さで、非常に扱いづらいUIに加えてボタンも統一されていないためメニュー画面を開くのが辛いくらいです。しかもクエストリストが頻繁にバグるのでいったい自分が今何をやっているかわかりにくいという問題も。本当にあのUIがなければなぁ…

7. ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~(PS4他)

ソフィーは世界一かわいい

ソフィーのアトリエ2が発表されたときに予習を兼ねて久しぶりに遊びました。前に遊んだのは5年くらい前だったかな。アトリエシリーズはそこそこやっている方ですが、この辺の作品から制限時間要素が廃止され、好きなときに好きな場所にいけるようになりました。個人的にはアトリエシリーズはこれくらいゆるいほうが楽しめていいですね。イベントの取り逃しもほとんどなかったように思います。

キャラクターのレベルは中盤で最大まで上がるので、そこからは強力なアイテムを作ったり装備を整えたりとハクスラ要素が強くなっていきます。やり込めばやり込むほど強くなりますが、DLCボスはガチガチに強化してもかなり苦戦する難敵です。地道にキャラクターを強化していくことに魅力を感じる人にはおすすめの一作です。あとソフィーは世界一かわいいのでみんなやれ。

6. ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~(PS4他)

プラフタもかわいいぞ…?

ソフィーのアトリエ待望の最新作。前作の冒険のあと、錬金術士認定試験を受けるためにキルヘンベルを去ったあとの物語です。大まかなゲームシステムは前作を引き継いでいますが、どちらかというと物語に重点が置かれているように思います。ファルコムのイースシリーズのような出会いと別れがしっかりと描かれているので、そういう物語が好きな人には刺さる作品でしょう。

アトリエシリーズなのでもちろん調合は健在。ですが今作の調合非常に難しく、慣れるまでは1つ調合するのに何時間もかかるのではないかと思います。特にライザのアトリエの簡単な調合から入った人にはかなり辛いような…。慣れてくると素材の使い方や仲間のサポートのタイミングなども自由に制御できるようになるので、その自由な調合システムの面白さがわかるようになってきます。とにかくそこに至るまでの壁が高いのが難点ですが、ストーリークリアだけならそこまで頑張らなくても大丈夫なゆるい難易度調整もよく考えられています。

前作をプレイしている方が楽しめますが、今作から入っても大きな影響はないので興味がある方はぜひ。あと今作はプラフタがめちゃくちゃ可愛いので心が揺らいでしまいますね。

5. 地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR(PS4/NS)

低難度なら爽快な無双ゲー

タイトル名はかなり有名な本作ですが、ちゃんとプレイしたことがなかったので地球防衛軍6の発表をきっかけに遊び始めました。実は過去のフリープレイ配信時に少しだけ遊んだことがあります。正直なところただのバカゲーだろと思っていたし、実際難易度ノーマル(5段階中下から2番目)を遊んだ感じそこまで面白いゲームでも無いなと思ってすぐやめたのですが、今回は思い切って最高難度に挑戦しました。

ノーマルでは作業ゲーという印象が拭えなかった本作ですが、高難度では一転立ち回りを工夫しないと手も足も出ない鬼畜ゲーへと変貌します。まともにテストプレイなんかしてないんじゃないかという超理不尽ステージがいくつかありますが、それが逆にハマってめちゃくちゃおもしろい。基本的には運ゲーで、特にNPCが関わってくるとNPCとの位置関係すら勝敗に影響を与えるので立ち回りではカバーしきれません。ただ何度もプレイしていくうちに敵の出現タイミングや移動速度、NPCの位置などを徐々に制御できるようになっていき最終的には立ち回り(知識)で運をねじ伏せていく感じが、ある種ローグライクゲームに通ずる面白さがあると思います。万人におすすめできるゲームでないのは確かですが、歯ごたえのあるアクションゲームを求めている人にはおすすめしたい作品です。ちなみにプラチナトロフィーまでやり込んでいますが、武器集めがあまりにも作業ゲーすぎるのでおすすめしません。それだけで100時間以上はかかります。

4. DARK SOULS REMASTERED(PS4)

みんなのトラウマ

ダークソウルシリーズ3部作の1作目、 DARK SOULSのリマスター版です。フロムゲー全部やる企画でプレイしました。

死にゲーとして名高い本シリーズですが、遊んでみるとそこまで難しくはなく、デモンズソウルに比べて篝火(チェックポイント)がきれいに配置されているので探索やボス戦のやり直しもあまり苦になりません。特筆すべきはマップの完成度の高さで、攻略を進めると元の場所に戻ってくるようなショートカットの配置が天才的。マップ自体は広くはありませんが、狭いマップを高低差を使って広くみせるテクニックは以降の作品でもあまり見られません。ボス戦もぬるいわけではありませんがそこまで難しくはなく(オンスモを除く)、どちらかというと探索していくことに面白さを覚えるゲームだと思います。そういう意味でも他の作品に比べてRPG要素が濃く出た良作だと思います。

死にゲーだからと食わずいしている人にもぜひとも触れてもらいたい作品です。

ベスト3

今年は有名なタイトルや良作に多く触れました。その中でも特に面白かった3作を以下にまとめたいと思います。

3. Horizon Forbidden West(PS5/PS4)

物陰からの一撃で優位に立とう

Horizonシリーズ最新作で、発表から待ちに待っていたタイトルです。前作は3周したくらいハマったシリーズですが、本作でもハンティングアクションと謎解き、SFストーリーは健在。PS5版ということもあり美麗なグラフィックとともにゲームが進みます。前作では機械がのさばっている理由を探るための冒険でしたが、本作では動植物を死に至らしめる赤い腐食の発生、そしてその原因の追求のため「禁じられた西部(Forbidden West)」へと赴きます。

前作と比較して物語よりもアクション要素、特に近接戦に重点が置かれていて、ハンティングアクションとしては前作には劣ります。またストーリー自体が前作できれいに完結している上、マップも前作とは異なる場所なのであまり続編感はありません。導入で過去のストーリーが少し語られるくらいです。まだ1周しかしていないのでなんとも言えませんが、高難度で攻略したときに前作のような立ち回りを意識した狩りゲーになるのか、あるいはハードな近接アクションになるのかが楽しみなところです。

2023年にはDLCの発売も控えていて、今後もますます楽しみなタイトルです。

2. Stray

どこを切り取っても絵になる名作

猫になってサイバーパンクな世界を冒険するインディーズゲームです。発売前から騒がれていた話題作で、猫になれるんだからつまらないわけがないですね。結論から言うとめちゃくちゃ面白かったです。猫になって街を散歩する雰囲気ゲーかと思いきや、しっかりした世界観と骨太なSF、個性豊かなキャラクターと抑えるべきところを抑えまくっている神ゲーです。難しいアクションを要求されることもなく、しっかり探索しても7〜8時間くらいで終わるプレイ時間の短さも評価が高いです。

猫と言っても言語をベースに物語が進むのでその点では猫感はあまりありませんが、代わりに猫にしかできない身のこなしや入れない場所がたくさんあり、意外と自然な形で猫を体験できるような作りになっているのもポイント。一応ゲームオーバーの概念はありますが、猫がひどい目に合うような描写はないのでご安心を。

「猫のゲーム」としてブレずに抑えるべきポイントをしっかり抑えた、万人におすすめしたいマストプレイな1本です。

1. DARK SOULS III THE FIRE FADES EDITION(PS4他)

回避よしパリィよしの神ボス

ダークソウルシリーズ最終作でシリーズ完結にふさわしい神ゲーです。マップの構成やボス戦の歯ごたえなどが非常に高度にまとまっていて、その完成度はシリーズで群を抜いています。特筆すべきはボス戦の難しさで、無印や2のぬるいボス戦と異なり何度も挑戦しながらクリアする、いわゆる死にゲーとしての側面がかなり強く押し出された作品だと思います。こういうゲームを求めていました。シリーズ通して特徴的なキャラクターが多く登場する作品ではありますが、本作は特に印象的なボスが多いイメージです。英雄グンダや冷たい谷の踊り子など、一度戦えば記憶に残るモーションのボスが多数登場します。ゲームの面白さもありますが、それ以上に記憶に残りやすいゲームだなと思いました。

シリーズ物ではありますがこの3だけでも遊ぶ価値は十分すぎるほどにあります。もちろんフロムゲー特有のファンサービスも多く、特に無印ダークソウルからいろいろな設定やマップを引き継いでいるのでシリーズ経験者ほど楽しめる作りになっているのも素晴らしい。評価が高いのもうなずけます。難易度の高いアクションゲーム故に万人には勧められませんが、何度も繰り返すことに抵抗がなければいずれクリアできるように丁寧に作られているので、興味があるなら触れてみてほしいタイトルです。

ワースト3

ワーストと言ってもつまらないとかそういうことはなく、単にランク付けしたときに下位に来てしまった作品たちです。

22. 三國無双8(PS4/PC)

なぜかオープンワールド要素が取り入れられた三國無双シリーズ最新作。またアクション要素にも大きな変更が加えられていて、従来の通常攻撃とチャージ攻撃を交えたアクションではなく、ステートコンボと呼ばれる敵の状態によってプレイヤーがとるアクションが変わっていく新しい戦闘スタイルが導入されています。マップは中国全土がミニチュアで再現されており、各種戦いも史実で起こった場所で繰り広げられます。

発売前から不安の声がちらほら聞こえていましたが、実際オープンワールドと無双シリーズの相性は非常に良くないと改めて思いました。狭いエリアにわらわらと敵が湧くからこその爽快感であって、ただ広くしたら密度が下がって爽快感は当然なくなってしまいます。マップも広いですがどこに行ってもなにもないし、地形を利用した戦いがあるわけでもありません。有名どこだと赤壁くらいじゃないでしょうか。とにかく流行りに乗ってオープンワールドを導入した結果本来無双シリーズが持つ良さを全て打ち消してしまった、そういう悲しいタイトルです。手軽さはなくなってしまいましたが、個人的には新しいアクション要素が割と好みなのでこのシステムで無双9とかが出てくれたら嬉しいところです。

23. Godfall(PS5他)

PS5ローンチタイトルの中でも問題作だったGodfallのDLCがリリースされたので、改めてプレイ。バグだらけでプレイそのものが辛かった本作ですが、流石に修正が進んで普通に遊べるようになっていました。またゲームバランスにも調整が入っていて、バグに怯えながらひたすら作業する試練の塔も遊びやすくなっていました。また一部ではありますがマッチメイクありのプレイモードも用意され、フレンド以外と野良マルチができるようになりました。このクオリティでローンチできていたら評価はまた違っていたんですけどね…以前は本当にひどかった。

良くなったとはいえマルチモードは面白くなく、またただの作業ゲーのためリリース時からすでに過疎。マルチモードの説明は一切なく突然始まるのでルールを理解しているプレイヤーが少なく、またルールを理解していないとクリアする旨味がないというクソ仕様のせいで初心者は切断されまくるし、経験者もキックしないとただ時間を無駄にするだけという、マルチの反面教師のようなデザインが非常に残念。なんでこうなったのか…

24. Zero Strain(PS5他)

視認性があまりにも悪い

フリープレイに来ていた謎のシューティングゲーム。MOBA要素を取り込んだシューティングゲームらしいですが、どこらへんがMOBAなのかイマイチわかりませんでした。ぶっちゃけ語るほどプレイしてないので途中までの感想ですが、正直面白さが全くわかりませんでした。やることは単純だし、画面が明滅しまくって見にくいし、そもそもPSのコントローラではまともに方角を決められないのでシューティングゲームとして体をなしていないように思います。おそらくもとはマウス操作だったものを無理やりパッド向けにしたせいで操作の整合性が取れなくなったのではないかと思います。

序盤を少し遊ぶだけでトロコンできるブーストゲーではあるので、そういう目的以外で遊ぶ価値はまったくない、というのが個人的な評価です。

トロコン向け記事はこちら

番外編

死にゲーは何度プレイしても新しい楽しみ方があるのでいいですね。ということで今年も以下の作品をプレイしました。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(PS4/PC)

今年もSEKIROから逃げませんでした。何度やっても本当に面白い神ゲーです。もはや語ることもないでしょう。このゲームシステムでEldenRingができていたらなぁ…

Bloodborne(PS4)

フロムゲー全部やる企画の最後の作品。ソウルシリーズの名作です。盾受けができないため全編通してシリーズ屈指の難しさを誇ります。初見じゃないのにボス戦で7時間も苦戦してしまいました。なんなら初見のときの数倍の時間がかかってます。約1年ぶりのプレイですが、当時面白いと思っていたボスがそこまで面白くなかったり、逆にクソボスだと思っていたが意外と面白かったりと、ソウルシリーズ全作を経験して好みが大きく変わったと感じました。

先にも書いたとおり盾受けができないため、ダークソウルシリーズよりも攻めたプレイが要求されます。それ故に受け身な戦闘ではなくプレイヤーが能動的に行動していく楽しみがあり、戦闘においてはダークソウルよりも面白さは上かなと個人的に思います。世界観がだいぶ人を選ぶゲームですが、ハマる人にはとことんハマる尖った作品です。

まとめ

今年は地球防衛軍を始め1本で長時間プレイしたゲームが多かったように思います。来年もWolongやWild Hearts、ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム等すでに期待のタイトルが発表されているので楽しみですね。来年も良きゲームライフを送っていきたいと思います。

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