2024年12月28日土曜日
[PS5/トロコン] Deathbound

パーティ制ソウルライクという独自性を前面に押し出したブラジル産死にゲーDeathboundをプレイしました。
本作の特徴は、何と言っても4人のパーティを組んで攻略するシステム。戦闘中に4人のキャラクターを切り替えて戦えるなんて、なんかとても戦略的な気がしてきますね!?でも残念ながらそんなことはなくて、普通のキャラの1/5くらいの性能のキャラが4人集まってる感じ。足しても1にならないのがこのゲームのクソなところ。例えば初期キャラのセローンは騎士で、ガードとパリィができるけどバクスタは取れない。アサシンっぽいキャラのアンナは逆にバクスタは取れるけど、打たれ弱くガードもできない。そんな感じで、とにかく普通のゲームなら一人でできるようなことが数人に分かれているわけです。そうです、かの悪名高きクソゲー、バランワンダーワールドを死にゲーにしたのがDeathboundです。
クソすぎる戦闘システム

このゲームの価値を99%落としているのが戦闘システムでしょう。Deathboundでは、最大HPと最大スタミナが同期しています。つまりHPが減った状態では攻撃も回避もできないということです。正気を疑いますね。死にゲーってのはHPがギリギリでもうまくスタミナを駆使して敵の攻撃をやり過ごすところに戦略性があります。このゲームにはそんな面白さは微塵もありません。
さらに、このゲームにはエスト瓶的な回復アイテムもありません。正気を疑いますね。一応HPを微量に回復するアイテムを4つだけ持てますが、この回復アイテムは厳密には回復アイテムではなくて、控えのキャラのHPを操作キャラに分け与えるアイテムです。つまりピンチのときに使ってもピンチのままというわけです。正気を疑いますね。しかも4つ全部使ったとしても最大HPの半分も回復しないので、役に立つシチュエーションはほぼないです。じゃぁ回復はどうするの、という話ですが、このゲームにはライフスティールという、敵に攻撃すると控えキャラ全員のHPがごくごく僅かに回復する、というシステムがあります。一応消費アイテムに微量のHPを回復するアイテムがあるので、それで回復することができます。ただしショップとかはないので枯渇したら詰みです。
加えて全くと言って差し支えないほど戦闘に戦略性がありません。それもそのはず、このゲームにはスキルもなければ武器も防具もありません。つまるところ敵を殴る以外にやることがないんです。本作にはモーフストライクという、攻撃からキャラ切り替えにつなげると高火力かつ無敵時間のある技が出せるのですが、ひたすらこれを打ってあとは敵の攻撃が当たらないことを祈るだけのゲームとなっています。なんだこれ、ゲームなのか?
クソ敵クソボスラッシュ

まずいちばん気になるのは、狭いエリアに敵が大量に配置されていることです。序盤からずっとこれ。本当にクソ。中盤からは無限射程の遠距離持ち(弾はほぼ見えない)も大量に配置され、ありとあらゆる場所で角待ちされます。しかも遠距離持ちは異常なまでに固く、アーマー持ちなので厄介なことこの上ないです。
雑魚がクソならボスもクソ。何の面白みもないもっさり超火力ボスから雑魚無限召喚&AoEブッパのクソボスまで、死にゲーにおけるクソ要素を一通り網羅しているのもすごいところ。正直ゴリ押し以外の戦略がまったくないです。
マップと雰囲気はいい

マップの作りは結構いいです。ショートカットの作り方やフィラクテリー(いわゆる篝火)の配置もよく考えられています。一見複雑に見えて実は一本道という作りになっていて、適度に迷える構造になっているのは高評価ですね…序盤だけは。中盤くらいからはほぼ一本道。力尽きたか。雰囲気も近代的な建造物+中世な組み合わせですごくいいです。Horizon Zero Dawnみたいなワクワク感があります。キャラもテキストをたくさん用意してしっかり描写しようとしてはいますが、メッセージのスキップが出来ないので正直鬱陶しいです。あと声優が素人か?ってくらい下手なのが気になりました。
ゲーム性はクソですがトータルで見ると落第点くらいの出来です。
トロフィーメモ
マイナーすぎてまともな攻略情報がなかったため、かなり苦戦しました。プレイ時間は30時間ほど。ゲーム自体が破綻しているそれほど難しくないのでコンプリートが難しいわけでもないです。以下メモ程度に。動画は需要があれば作ろうかな。
逆転/アンタッチャブル
カウンターモーフィング・スペシャルを使う、2つのカウンターモーフィング・スペシャルを連続で使うとそれぞれ獲得できます。まずカウンターモーフィング・スペシャルって何なんだよ、って話から始まります。このゲームのクソなところの1つとして、出てくる用語の説明がないところが挙げられます。カウンターモーフィング・スペシャルなんて単語はゲーム中にどこにも出てきません。
どうやらカウンターモーフィング・スペシャルというのは、敵の攻撃に合わせて発動させるモーフストライクのことのようです。名前ダサすぎか。敵の攻撃に合わせて、攻撃の出が早いアンナで空振り→モーフストライク(これがカウンターモーフィング・スペシャルになる)→すくに別キャラに切り替えもう一度カウンターモーフィング・スペシャル、でできます。手の長い敵の薙ぎ払い初段→2段目に合わせると楽っぽい。
職人技/テクニシャン

装備品をそれぞれ神秘/古代に全振りすると獲得できます。アーティファクトと指輪のどちらでもOKっぽいですが、これらの装備品は周回によらず1つしか手に入らないので、すべての装備を中途半端な強化(神秘3/古代2とか)にすると詰むかもしれない。2周目以降は装備品の代わりに強化素材が手に入るので、2周目で獲得するのが楽だと思います。
おぞましい光景

イウリアのサブクエストに関連するトロフィー。時限です。下層街(2つ目のエリア)をクリアする前に達成する必要があります。イリオンの声が聞こえる場所にいき、イウリアを操作キャラにした状態で「話す」を押します。イウリア以外だと話すボタンを押しても反応しません。多分バグ。人形はボス前のショートカット扉のそばの鍵のかかった部屋にあります。
死の選択

エンディングに関連するトロフィー。時限です。高層街でプーベルに話しかけたあとそのまま攻略を進め、深淵のドラゴンを倒してもう一度高層街に戻ってきたタイミングで再度プーベルがいた場所に行き、「契約に同意する」を選びます。
拒絶
エンディングトロフィー。上記「死の選択」トロフィーを獲得しているとこのエンディングに到達します。
受容
拒絶の条件を満たしていない場合はこのエンディングに到達します。
優柔不断
獲得条件の文言が曖昧すぎるトロフィー。「優れた戦士をすべて吸収せずにゲームをクリアする」とありますが、これは一人旅をしろという意味ではなく、エッセンス数6つ以下でクリアしろという意味です。翻訳がクソなので紛らわしいですが、特に難しいトロフィーではないです。戦力になりにくいババァあたりを無視すればいいと思います。
神童
1つのエッセンスのすべてのタレントを解放すると獲得できます。1周ではMPが2〜3くらい足りないので、周回が必要です。
伝承者
残響をすべて見つけると獲得。残響はMPがもらえるモヤモヤやアイテムのことを指します。1周ですべて見つけないとだめっぽい。一部の残響はイウリアのサブクエに関連する場所にあるため、時限トロフィーです。ニトの残響は関係ないような気もしますが、一応取っておいたほうがいいかも。
アーティファクト・ハンター
すべてのアーティファクトを見つけると獲得。全部で9種類あります。残響と同じく一部はイウリアのサブクエに関連する場所にあるため、時限トロフィーです。
指輪探知機
すべての指輪を見つけると獲得。全部で15種類あります。これは特に条件がないので、クリア後でも獲得可能です。
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