おっさんだってゲームがしたい

2023年12月31日日曜日

[2023] 年末だし今年やったゲームを振り返る

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一年があまりにも早すぎて気づけば年末。今年も遊んだゲームについて軽く振り返っておこうかと思います。

今年やったゲームは28本

去年は短めのインディーズゲームをいくつか遊んだので、今年の本数はちょっと少なめ。ただプレイ時間が長いゲームが多かったので遊んだ時間自体は長かったと思います。

いままではランキング形式でまとめていましたが、今回は特にそういったランク付けはせずまとめていきたいと思います。

FINAL FANTASY X-2 HD Remaster (PS4/PS Vita)

ユ・リ・パ レディ!じゃねぇんだよ。ふざけんな。でもゲームとしては普通に面白かったです。一応FFXの続編っぽい本作ですが、キャラクターとマップが流用された別のゲームとして考えたほうがいいと思います。特にクリーチャークリエイトは(本来の意味で)ハクスラとしても面白く、本編をガン無視してひたすら遊んでました。自力でストーリー100%攻略はまず無理だと思うので、攻略サイトを見ながらゆるゆると遊ぶのがよさそう。

Forager (PS4)

ひたすら掘ってひたすらクラフト!

謎のマシュマロ君が目を引く放置系クラフトゲーム。ゲームカタログに入っていたので遊んでみたんですがめちゃくちゃ面白かったです。今年遊んだゲームの中でもトップクラスに面白い。要はマイクラみたいな感じでアイテムをクラフトしつつマップを探索していくゲームですが、ゲーム自体が非常にコンパクトにまとまっており、放置系やクラフトゲームにありがちな長時間プレイが要求されないのが素晴らしいところ。クラフトゲームを遊びたいけど長時間やり込むのがめんどくさい人におすすめの一作。

Goat Simulator (PS4)

グチャァ

どこにでもいるありふれた山羊になって街を散策するゲーム。本編はだいぶ昔に遊んでいましたが、DLCが安くなっていたのでまとめて買って暇つぶしに遊びました。DLCごとに色々テーマがあるっぽいですがやることは変わらず街をぐちゃぐちゃにする感じです。

Horizon Call of the Mountain (PSVR2)

クライミングして弓撃つだけ

PSVR2を買ったときに遊んだゲーム。クライミングしたり弓を撃ったりと、VRにありがちな要素を詰め込んだアクションゲームです。特筆すべき点はあんまりないんですが、視線トラッキングがあるので焦点をあわせた部分に矢が飛んでいくのはなかなか超能力感があって楽しかったですね。VRで酔ったことはあまりないんですが、本作はなぜか20分くらいで頭が痛くなってくるのでクリアするのはなかなか大変でした。そして当然のごとく本作を持ってPSVR2はホコリをかぶることになりました。安い買い物じゃないんだけどなぁ…

Marvel's Spider-Man 2 (PS5)

スイングの操作性の良さは異常

みんな大好きMarvel's Spider-Manの最新作。ピーターと前作の主人公だったマイルズを切り替えながら物語を進めていきます。スイングで街を移動する気持ちよさは本作も健在。戦闘面では新たにパリィが追加されましたが面白さに寄与しているかと言われると微妙です…単純に操作が複雑になっただけのような。さらに終盤の敵のめんどくささは過去作以上なので、戦闘面はだいぶ劣化したなぁというのが正直なところ。サブイベントも豊富ですがSIEお得意のポリコレ棒でぶん殴ってくる感じなので人によっては不快に感じるかもしれません。プレイ時間はやり込んでも30時間くらいなのでボリューム不足と言えないこともないですが、ストーリーは結構濃いので短時間でガッツリ楽しめる一作です。

Rogue Explorer (PS5)

あまりにもシンプルすぎるゲーム性

フリープレイかなんかで配られていた謎のアクションゲーム。DEAD CELLSのような2Dローグライクアクションですが、やることがかなりシンプルになっており一瞬で飽きます。スキルツリーがあり成長要素は面白そうなんですが、成長に必要なリソースを集めるためには膨大な虚無周回が必要になるのが非常に残念。なおおなじみのEastasiasoftなのでトロコンは非常に簡単です。

STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN (PS5)

高火力でやられる前にやれ

仁王でおなじみのチーニン製ハクスラ+Final Fantasyな一作。基本的なルールが死にゲーのそれなので一見死にゲーっぽく見えますが、実際は「即」死にゲー。プレイヤーの火力も敵の火力も非常に高いので、一撃で殺すか殺されるかの理不尽難易度が特徴です。最終的にはどんなビルドを組もうが即死なので、なんとか無敵時間を作ってそれが切れる前にゴリ押すというゲーム。その難易度故か公式からエクストラモード(無敵モード)が提供されているのでストーリーを楽しみたい人はこれを有効にしましょう。仁王シリーズよりもよりハクスラ(トレハン)に軸を寄せたゲーム、といった感じで、少なくとも死にゲーのようなプレイ感を期待すると地獄を見ると思います。本年末にゲームカタログに追加されましたが、本編だけっぽいのが残念。このゲーム(というかチーニン製のゲーム)はDLCが揃ってからが本番みたいなところはあるので、本編だけだとハクスラの楽しみは半減どころかほぼないので注意。

Steins;Gate 0 (PS4)

昨年末にシュタゲ全部やったときについでにやった作品。無印の続編です。正直なところ無印の完成度が高すぎて、本作は蛇足感が否めないです。本作でもタイムマシンに絡んだ事件がいくつも起こるんですが、起こっただけで特に伏線回収みたいなものがないんですよね。その設定いる?みたいな状態になっているのは少し残念。とはいえ短いもののトゥルーエンドは非常にアツいので無印が好きな人はアニメを見ましょう。

Steins;Gate 比翼恋理のだーりん (PS Vita)

同じくシュタインズ・ゲートのファンディスク的な作品。ガチガチなSFの本編とは異なり、明るいギャルゲー的な短編が複数収録された作品です。それ以上でもそれ以下でもないですが、まゆしぃが救われればそれでいいんだよ!

The Surge 2 (PS4)

前作と違って屋外マップもあります

ソウルライクゲーム「The Surge」シリーズの続編。ゲームシステム自体はそこまで変わっておらず、単純に物語の続編といった感じです。前作は工場の中がメインマップでしたが、今作は封鎖された街全体がマップなので開放感があり、より様々な種類の敵が闊歩する世界になっています。ストーリーは前作同様多くは語られませんが、わりとしっかり作られた世界観や登場人物などがクセになる一作。他のソウルライクゲームと異なり簡略化された強化システムは顕在で、そこまでシビアなアクションも要求されないため単純に難しめのアクションゲームを遊びたい人にもおすすめ。一方どちらかというと世界の探索がメインとなり、ボス戦はあまり多くなく使い回しが多いです。これは前作も同じ傾向なので、ダークソウル3のような強敵を倒していくというよりも、無印ダークソウルのような探索に重きが置かれたゲームをイメージするといいかもしれません。強敵を倒す達成感みたいなものを楽しみたい方は別の死にゲーを探しましょう。

Thymesia (PS5)

序盤にして最大の壁

SEKIROよろしくジャストガードに重きをおいたソウルライクゲームです。かなり少人数での開発のようなのでボリュームはかなり少ないですが、敵やボスなどはしっかり作り込まれており好印象。本作にはガードがなくジャストガード(パリィ)でのみダメージを回避することができます(一応スキルツリーでガードを習得できますが、カット率は低くパリィができなくなるのであまり役には立たない)。そのため他の死にゲーに比べると序盤の難易度が非常に高いのが特徴。特に最初のボス「オーダ」は本当に最初のボスなのか疑わしいほど難しいです(PSNトロフィーで獲得率25%未満。ガスコインもびっくりの低さ)。一方パリィのタイミングに慣れてくると残りは消化試合、雑魚もボスもみんな弱いのですぐに終わってしまうのが残念です。周回要素もなく全コンテンツを遊んでも10時間くらいだと思います。とはいえ死にゲーとしての楽しみはしっかりまとめられているので、短時間でさっくり死にゲーを遊びたい人におすすめです。

WILD HEARTS (PS5)

討伐時の演出がかっこいい

コーエーテクモ(オメガフォース)製のハンティングアクション。討鬼伝的なやつですね。発売直後にいろいろやらかしたせいで評価が低い本作ですが、ゲームの内容は非常によくできていて、個人的にはここ数年のゲームの中でもトップクラスで面白かったです。特にからくりを使った戦い方の幅は非常に広く、持ち込めるからくりの種類にも制限があるためオンラインでの役割も適度に分かれており、モンスターハンターシリーズ以上にマルチプレイが面白い一作です。僕は主に傘を使っていましたが、この武器は主にパリィを主体に戦うため、戦いに必要なからくりが少なくサポートに回りやすいのでマルチプレイでも活躍できます。パリィ自体のモーションも多様で作り込まれており、ありとあらゆるモーションをキャンセルして発動できるため連続で受け流したときの気持ちよさは他のゲームとは一線を画します。

また設置型のからくりを用いてマップを整備する面白さもあります。ジップラインを用いて移動を楽にしたり、自動で作物を収穫したりと、狩りを楽にするための建築物を自由に配置できるため、マップの好きな部分に拠点を築き、そこを中心に狩りをして回ることができます。もちろんマルチプレイならホストの環境が適用されるので、ゲストで訪問して他のプレイヤーが整備したマップを見て回るのも面白いです。思いもしないルートにジップラインが張ってあったり、空中に拠点をおいていたりと、マップを走るだけでも楽しめる神ゲーです。

しかし残念なことに、あまりにも多すぎるバグ、パブリッシャーがEA、働かない広報などとゲームの面白さ以外の部分に恵まれず初動でコケ、そのまま死んでいった(まだサービスは続いているけど)悲しい作品でもあります。特にマルチプレイ必須なのに発売日にアカウントサーバが落ちる、PC版はそもそも起動できない、PS5版は1時間ごとに再起動しないとまともに遊べないなどのやらかしがなければもう少し印象はよかったんだろうけどなぁ…とはいえ続編があれば迷わず買って遊びます。

Wo Long: Fallen Dynasty (PS5)

コエテクといえば呂布。絶妙な強さ

チーニン製ハクスラアクションの最新作。三国志をテーマに、化勁(ジャスト回避)を主体としたハイスピードな戦闘が売りの高難度アクションゲームです。メインアクションとなる化勁が敵のありとあらゆる攻撃を無効化できるチート性能のため他の死にゲーと比べると難易度はかなり低く、モーションに一通り慣れてくる中盤以降は死ぬことも少なくなります。スタミナを廃止したアクションがSEKIROを彷彿とさせますが、ゲーム性は大きく異なります。

アクションのスピード感やモーションの気持ちよさなど光る部分は確かにあるんですが、それを打ち消して有り余るチグハグな設計が目につくのがとても残念。特に対人戦の導入により、仁王などで可能だったいわゆるぶっ壊れビルドのようなものがなくなっており、また化勁の強さも相まってハクスラにも関わらず装備品を集める意味がほぼありません。新たに導入された士気(ステージ内レベルのようなもの)もあまりうまく活用されておらず、士気差を利用したゴリ押しもまたビルドの可能性を下げるものとなっています。他にも絆(笑)をベースとした非常に薄っぺらいストーリーもがっかりポイントの一つ。死にゲーにおいてストーリーはそこまで重要ではないとは思いますが、仁王2がそこそこよかったこともありその酷さが目に付きます。

とはいえ450時間オーバーとそれなりにやり込むくらいには魅力はあり、次回作があれば買ってもいいかなぁ、と思うくらいには楽しめました。ちなみ三国志でおなじみの呂布は死にゲー史に残る超名ボスでした。呂布はSEKIROで言うところの弦一郎ポジションで、WoLongのアクションに慣れていなければ苦戦、逆に慣れているとバシバシ化勁が決まる絶妙なバランス。何度戦っても面白い理想的なボスでした。他にもこのくらいのクオリティのボスがいたらなぁ…

お姉チャンバラ ORIGIN (PS4)

簡単で派手なアクション

ゲームカタログにあったやつで、シリーズ初プレイ。初代のリメイクらしいです。ジャンルとしてはいわゆる無双系で、ゾンビを薙ぎ払っていく爽快感のあるアクションゲームです。コンボの途中でタイミングよくボタンを押すことでクールコンビネーションが発動し、それを連続で成功させることで敵をあっという間に殲滅できます。タイミングを覚える必要はありますが特にシビアではないため、一度出せるようになれば以降は簡単に繰り出せるようになります。

ボリュームは少なめで1周するくらいならすぐに終わります。まぁやることが単純でずっと一緒なのでサクッと遊べるほうがありがたいですね。地球防衛軍みたいに100ステージ以上もプレイするのはかなりキツそう。先にも書いた通り特段難しい要素もなく気軽に遊べるアクションとしておすすめです。

お姉チャンバラZ2 〜カオス〜

カメラアングルもかっこいい

↑の前作。これもゲームカタログにあったやつ。先に新作をやってしまったので評価は若干下がってしまいますが、手軽で爽快なアクションという点では負けず劣らず。ゲームシステムもほぼ同じで、タイミングよくコンボを繋ぎながら敵を殲滅していく無双系アクションです。一部ステージはとにかく大量の敵がワラワラと湧いてくるのでかなりの爽快感があります。気になった点として、クールコンビネーションのタイミングゲージは訓練モードでしか表示されないため覚えるのがちょっと大変でした。あとエロさを全面に出す本シリーズですが、ORIGINと違ってキャラデザのクセがかなり強いので好みは別れそう。とはいえ手軽に爽快感のあるアクションという軸は全然ブレてないのでサクッとアクションしたい人にはおすすめできます。

ま〜るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 (PS4)

デフォルメされてもしっかり蟻と蜘蛛

地球防衛軍のスピンオフ的な作品で、ナンバリングシリーズのキャラクターたちが入り乱れて地球を防衛するお祭りゲー。本当は地球防衛軍5をやろうかなと思っていたんですが、一度始めると数百時間は吹っ飛ぶのでそれなりの覚悟が必要なんですよね…本作はそこまでのやりこみ要素はなく難しさもかなり抑えられてるので、軽く地球を防衛したい人にも、シリーズをやったことがない人にもおすすめできます。

本作では同時に4人のキャラクターを編成することができ、キャラクターを切り替えながらステージを攻略していきます。そのため各々のキャラクターの性能は抑え気味で、特に武器のリロード時間は非常に長く設定されており、こまめにキャラクターを切り替える必要があります。最終的には耐久力や移動速度、プレイヤー固有アビリティ等から固定のメンバーで攻略することにはなりますが、序盤はいろんなキャラクターを使う動機があってなかなかうまく作られています。2024年中に続編が出ることも発表されており、ゲームカタログにも追加されているので今のうちに遊んでおくのがいかがでしょうか。

イースX -NORDICS- (PS5)

演出にもかなり力が入ってます

イースシリーズの最新作。舞台は多数の島からなるオベリア湾、時間軸的にはイース2とイース4の間とかなり早い時期の物語です。この地で出会った海洋民族ノーマンとともに、オベリア湾を脅かす不死亡者グリーガーと対峙します。大まかなゲームシステム自体はイース7以降を踏襲していますが、プレイアブルキャラクターは主人公アドルとその相棒の2人のみとなっており、戦闘システムはジャストガードを利用したよりアグレッシブなものになっています。また新たに船でのフィールドの移動やそれに伴う海戦が追加され、より広いエリアを探索できるようになりました。ただ序盤の船は移動速度が遅く、周回プレイでも遅いままなのがイマイチ。終盤になれば帆船とは思えないほどの機動力と戦闘力を得ることができるのですが、そこに行くまでがなかなか苦痛なのが気になるところ。

イースシリーズといえば出会いと別れ。本作でもしっかりと描かれています。もちろん王道ストーリーも顕在。特にラスボスの演出はシリーズ屈指の熱さです。イースらしさはそのままに、ゲームシステムを今風に刷新した傑作と言えると思います。

サムライブリンガー(PS4)

装備品を集めながら潜っていこう

いつ買ったかわからないけどライブラリに入っていた謎のローグライクアクション。戦国武将?的なキャラクターと装備を集めるためダンジョンに潜り、最終的にヤマタノオロチを退治するとクリア。ヤマタノオロチ自体は最深部にいるわけではなく、わりといつでも挑めるので装備が揃ったら好きなタイミングで挑戦可能。

本作の特徴は自由に組み替えることができるコンボシステム。敵を倒すとランダムで手に入る巻物を利用することで様々なアクションを習得することができ、それらのアクションを組み替えることで好きなように攻撃を繰り出すことができます。なかなか面白いシステムなんですが、一部アクションがぶっ壊れ性能なため基本は連打ゲー。ローグライク故に死んでしまうと最初からですが、積み上げ要素もあるためプレイヤーは少しずつ強くなっていきます。とはいえ難易度はめちゃくちゃ低く、2〜3回ほどプレイして要領をつかめばあとは死ぬ要素はないので、軽めのアクションゲームをサクッと遊びたい人におすすめです。

ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト (PS4)

マップを埋めねば

いわゆるメトロイドヴァニアな2Dアクションゲーム。これもゲームカタログにあったので遊んでみました。他のメトロイドヴァニアと比べると難易度は少し高めの印象ですが、プレイスキルでどうしようもない場合はレベルを上げれば突破できるような調整になっており、アクションに自信がなくても攻略できるくらいの難易度に感じました。個人的には3Dアクションに比べ2Dアクションは全体的に操作がシビアな面があると思っているので、このくらいの難易度だと勝てそうなボスなら正面から挑み、無理そうなら稼いで倒す、という戦い方ができるのでありがたいですね。

もちろん探索要素もしっかりしていて、新たなアクションが解放されたら以前訪れた場所にもう一度行くと新たな道が拓ける、といった要素もたくさん用意してあるので、ボス戦だけでなく探索もしっかり楽しめる作りになっているのも素晴らしいです。かなり丁寧に作られているので、高難度メトロイドヴァニアに初めて挑戦しようと思っている人にもおすすめできる一作です。

ポケットモンスター スカーレット/バイオレット (NSW)

クセ強すぎ姉弟

みんな大好きポケモンシリーズ最新作。オープンワールドで広大なマップを走り回ることができます。が、正直ポケモンとオープンワールドの相性は悪いように思います。そもそもジムリーダーのレベルが固定である以上、ある程度の攻略順は固定されてしまうのでオープンとは言いにくいです。街はいくつかありますがサブクエみたいなものは一切用意されておらず、基本的にジムとショップしかないためゲーム体験自体は従来のポケモンとほぼかわりはありません。とはいえ最近のポケモンは冒険というよりも対人と育成に力を入れているので、ストーリーを作り込むよりはそっちの力を入れた、という捉え方もできます。そういう点でもやはりオープンワールドとは相性が悪そうな気はしています。

対戦面では新しく、一時的にポケモンのタイプを切り替える「テラスタル」というシステムが用意されておりより戦略性が増しました。またDLCでは本編の舞台であるパルデア地方とは別の舞台が用意されており、短いながらもしっかりストーリーが楽しめる作りになっています。

メイドインアビス 闇を目指した連星 (PS4)

ナナチが動く=神ゲー

今すぐ全人類が読むべき聖典「メイドインアビス」がゲーム化されました。本作では原作の主人公たちであるリコとレグの冒険をなぞるモードと、プレイヤー自身がアビスに挑むモードが用意されており、前者はチュートリアル的な扱いで後者が本編。

SNS等でも話題になりましたが、メイドインアビスを知らなければ本作はまごうことなきクソゲーです。一方で憧れが止まらない人にとっては良ゲー。アビスの理不尽さを体験できる唯一にして貴重な作品です。クソ調整?バグ?それはアビスの呪いです。重要なのはゲームの出来ではありません。愛、愛ですよナナチ。あと塩。

本作は5層までが舞台となっており、マップは意外とよく再現されていて、原作を読んでいる人なら既視感のあるマップに驚くはず。というか全体的に開発陣のアビス理解度が高く作品愛が感じられる作りになっています。物語の都合上6層より下がゲーム化される可能性は低そうですが、続編があったら是非遊びたいですね。(ターゲットがズレそうですがフロムソフトウェアあたりが本気で死にゲー化したら面白くなりそう)

ロード オブ ザ フォールン (PS4)

敵も味方もみんなでもっさり

先に書いたThe Surgeと同じ開発元が作った高難度アクション。今年同名の作品が発表されましたが、今回プレイしたのは2014年にリリースされたほうです。高難度で重厚なアクションが売り文句の本作ですが、難易度はそれほど高くないです。と言っても敵の配置やモーションは理不尽に片足を突っ込んでいます。今この感じでリリースしたら叩かれそう。一方重厚なアクションについて、まぁ重厚といえば重厚なんですがどちらかというと、いやどちらかと言わなくても超もっさり。イメージとしてはダクソシリーズの重ロリが本作の軽ロリくらい。本作の中ロリはあまりにも遅すぎる上、無敵時間がほぼないのでかなりつらいです。

ストーリーは相変わらずわかりにくいですが、世界観はしっかりと作られていて思いの外入り込みやすいです。周回は3周までで、3周目をクリアするとラスボス直前に戻されるので本当に3周しかできません。キャラクターの職業は3種類あって周回ごとに1つずつ好きな順に解放していく流れになっています。他のソウル系アクションに比べると周回による敵の強化が大きく難易度が跳ね上がりますが、一部の武器やスキルがぶっ壊れなのでやられる前にやるゲームになりがち。というよりそれらの武器やスキルを使わないと攻略が非常に難しくなります。

今年発売された方のロード オブ ザ フォールンはあまり評判がよくないようですが、まぁ気が向いたら遊んでみたいと思います。

二ノ国 白き灰の女王 (PS3)

戦闘でやることが多すぎる

ホコリを被っていたPS3を見つけたので、とりあえず過去のフリープレイで配信されていた二ノ国を遊びました。二ノ国自体は過去に途中まで遊んでいましたが、難易度がかなり高く途中でやめてしまいました。ジブリ+LEVEL5による開発でストーリーやキャラデザが子供向けなのに対し、RPGとしての難易度は非常に高く、一体どの層をターゲットにしたのかが謎。アップデートでイージーモードが追加されましたが、それでもめちゃくちゃ難しいです。難しいというよりレベルをちゃんと上げないと勝てない、という感じ。とにかく新しいマップに入っただけでは雑魚にすら苦戦するので、敵とのエンカウントを避け街を目指し、ついたら周辺でレベル上げ、みたいなのを延々と続けるようなデザインになっています。うーん、それでいいのか?

物語的にはジブリっぽいな、という印象。主人公がとある出来事をきっかけに別の世界へと飛ばされ、旅を続けることで精神的に成長していく、というのが大筋の流れです。もう一つの世界「二ノ国」では、イマージェンと呼ばれるモンスターを仲間にし、それを召喚して戦います。言ってしまえばポケモン的な感じですね。一応主人公自体も戦えますがあまり強くはないので基本的にはイマージェンを前に出して戦います。このイマージェンはキャラごとに大きく性能が異なっており、特に一部のぶっ壊れイマージェンが異常なまでに強いためバランスはあまり良くないです。成長は遅いですが仲間にできると急激にヌルゲー化します。

ゲームバランスはいまいちですがストーリーは面白く、PS4版でリマスターされているので今ならそっちをやるほうが良さそう。リマスターなのでバランス調整に関してはあんまり期待出来なさそうだけど。

十三機兵防衛圏 (PS4)

ごちゃごちゃしてるけど簡単な戦闘

職場で勧められたのでプレイ。13人+αの主人公たちをそれぞれの視点で描くアドベンチャーパートと機兵を使ったRTSパートに分かれていて、両方を並列して進めることで物語が進んでいきます。

物語自体はSFで続きが気になる作りになってはいますが、大筋自体に新しさはなく、過去の名作SFをごった煮ににしたような感じで先が簡単に読めてしまうのが少し残念。とはいえしっかりSFしているのでつまらないということはないです。物語はオムニバス形式で進みますが、一つひとつの物語はそれほど長くなく遊びやすいです。とはいえ続きが気になる作りにもなっているのでついつい遊んでしまうんですが…一方RTSパートは蛇足感が強いです。物語の都合上こういうパートが必要になるのは仕方がないんですが、にしても作業感が強すぎる気もしますね…遊ばないと物語が進まないので難しくするわけにもいかないとは思うんですが、もう少しなんとかならなかったのだろうか…

とはいえ評判通りかなり出来はいい作品で、わりと色んな人に広く勧めることのできるゲームだと思いますし、個人的にも手に取ってもらいたい作品です。

戦国無双5 (PS4)

磨呂もかっこよくなってる

戦国無双シリーズの最新作で、キャラデザを一新したリブート的位置づけの作品。キャラデザ以外はいつも通りの無双。織田信長と明智光秀に焦点をあて、概ね史実に基づいてストーリーが進むようになりました。柴田勝家の扱いとかいろいろと気になるところもありますが、大まかな流れがつかめるようになっているので個人的には悪くないと思っています。一方で時代が今までに比べかなり狭くなったため、登場キャラクターが大幅にリストラされました。戦国無双といえば三成&くのいちゲーみたいなところはあると思っているので、彼らがいなくなってしまったのはちょっと痛いように感じますね。

従来どおりのステージ攻略型の無双演武モードに加えて、今作では新たにタワーディフェンス型の堅城演武というモードが追加されました。ただワラワラと拠点を攻めてくる敵を延々と倒し続けるだけの非常に薄っぺらいモードなんですが、イベントを見るためには何度も周回しなければいけない水増しモードとなっています。確かに無双シリーズは虚無作業ゲーではあるんですが、今だとそういうのはあんまり好まれないですよね。せっかくのリブートなのでそういうところに手が入っているとよかったのになと思いました。

東亰クランプール (PS Vita)

オーソドックスなダンジョンRPG

古代の遺物Vita TVを起動したのでとりあえずフリプで配られていた本作をプレイ。ぶっちゃけ内容あんまりは覚えてない。世界樹の迷宮等に代表される、いわゆる3DダンジョンRPGというやつで、かわいい女の子がキャッキャしながらダンジョンでハクスラしていくような感じだったと思います。戦闘は事前に行動を選んでおくとそれを実行してくれるので、ゲームが進むと数秒で戦闘が終わるようになります。終盤は敵もかなり強くなりますが、プレイヤー側はその比ではないくらい強くなるのでただマップを埋めるだけの作業ゲーになりがち。シンプルですがシンプル故にサクッとハクスラできるのはいい点だと思いました。

魔女と百騎兵 Revival (PS4)

気に入らなやつは殺していけ

PS3版魔女と百騎兵のリマスター版。ハクスラっぽい作りですが、本編のトレハン要素は薄くストーリーがしっかりしているのでどちらかというとアクションRPGに近いかも。プレイヤーは沼の魔女「メタリカ」に召喚された使い魔「百騎兵」として、彼女の目論む世界征服を進めていきます。全体的に暗い雰囲気と胸糞悪いストーリーが目白押しで、BGMの独特さも相まって世界観は非常にいいです。最高です。

戦闘面はちょっと面倒な作りになっていて、基本的にはマップ踏破型のアクションですが、ギガカロリーと呼ばれる行動に必要な数値(ローグライクで言うところの満腹度)があり、0になってしまうとゲームオーバーというちょっとめんどくさいシステムがあります。この値は敵に倒されると大きく減るほか、行動するだけでも減ってくのでいちいち回復するために拠点に戻らないと行けないのがやっかいです。アクションも大味で、無双よろしく連打してると突然即死したりします。このへんは少し不親切というか古臭い感じはありますね。

とはいえ決して高いアクションスキルを要求されるわけでもないですし、この世界観は唯一無二っぽい感じはするので気になる人はみんなでらんらんらららんしよう。

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